大丈夫っていう感覚を求めている
2016年4月、当院は満15周年をむかえることができました。
いろいろありつつも、続いてこれたのは皆様のおかげです。
どんな仕事でもそうですが、こんなことがあったらいいな、とか、こんな風にしたいな、とかいう人の願いに形を与えて成り立ちます。ベネフィットってやつですね。
整体やカウンセリングもそうです。痛みや悩みで困っている人がいなければ始まりません。
ともすれば、弱みにつけ込むなんてことになりかねない仕事です。
であるからこそ、いらっしゃる方はもとより、自分自身と真摯に向き合う姿勢が大事なのだろうと思います。
できているかどうかはともかく…。
さて、そうした困りごとを抱えている人と向き合ってきて、ようやく気がついたことがあります。
極単純なことですが、どの人も、大丈夫っていう感覚を求めてるってことです。
痛みがあってもなくても、大丈夫があれば、大丈夫。
お金があってもなくても、大丈夫があれば、大丈夫。
怒っちゃってても、泣いてても、笑ってても、大丈夫があれば、大丈夫。
太陽が燦々でも、嵐の中でも、大丈夫があれば、大丈夫。
いろんなことが起こっても、大丈夫があれば、大丈夫。
人生には様々なことが起こります。浮き沈み、いいこと悪いこと。
何にも起こっていないように見えたって、きっと何かが起こってる。
その動き。
動きこそが、人生ではないでしょうか。
我々は、そうした動きの中に大丈夫を見つけようとします。
何があっても大丈夫であれば、大丈夫だから。
ところが、その大丈夫の感覚を見失ってしまうことがあります。
そうなると、必死です。
必死に探すという行動をとるか、人生の動きをコントロールしようとします。
ところが、必死であればあるほど、よけいに見つかりにくくなってしまいます。
なぜか。
探さなくても、そこにあるからです。
探すのをやめた瞬間。コントロールをやめた瞬間。
それは、そのまま、ずっとそこにあったことに気づきます。
大丈夫
あなたが、自分自身の内に大丈夫を見つけられますように。
大丈夫、きっと見つけられます。
感謝
いつもいらっしゃる人に感謝します。
…長い人で、２０年を超える付き合いになりますね。
かつて、いらっしゃった人に感謝します。
…またお目にかかる機会があるかどうかは置いといて。
これからいらっしゃる人に感謝します。
…どんな人でしょう。わくわくします。少しドキドキも。
いらっしゃりたいのに、いらっしゃる機会のない人もいるでしょう。
そんな、あなたにも感謝します。
それから、大多数の、お目にかかる機会のない人にも感謝します。
…みんな、つながっていることを実感するから。
そして、亡くなった人に感謝します。
…生きるということを考えさせていただくから。
全ての人に、物に、出来事に、宇宙に感謝します。
ありがとう。15本のバラとともに。